表象学等の知識とスピード感に惹かれて一気に読んでしまった。完成度の高さについては賛否両論あるようだし、個人的にもう少し掘り下げてほしい部分もないではなかった(ラストは「え」に濁点が5つぐらいつきそうな気分だったし)が、知識を増やすという点ではこの手の本は私にとってとても役に立つ。世界史にはとんと疎いのだが、巻末に参考文献も挙がっていて、元ネタに対する興味も出てきた。
そういう意味ではいい本だと思う。
ダ・ヴィンチ・コード (上) ダ・ヴィンチ・コード (下)