的確なコメントをいただきました。安易に「言語化不能である」と言い切ってしまうのはあまりいい傾向でないと私も思います。TV番組の食べ物についてのコメントはまったく同感で、こちらに伝わってくるように言ってくれやと思うことは再々です。
限界に挑戦する努力は必要だと思うのです。そういう意味でゆうすけさんのじれったい(あるいはもどかしい)という感覚はとても大事だと思います。ただ、言語化できないところがあるのが素晴らしいとも感じられるので。
...なんだかkeiさん(でよろしかったでしょうか?)のコメントをそのまま繰り返しているような気がしますが、つまりは限界を感じつつそのぎりぎりまで詰め寄る努力をしつつ、しかしどうしても伝えられない部分については潔く認めてしまうのがよいのではないかと思ったのでした。極端な話、「ことばにできない」と言うことで伝えられるものもあると思うのです。もちろん濫用すると何も伝わらなくなっちゃいますけれど。
ところで、小説とか漫画とかの原作を映像化する場合は、まったく原作に忠実にするよりかテイストとかエッセンスを残して書き換えてしまった(と思われる)ものに高く評価されているものが多いような気がします。文章と映画の両方を試した作品って少ないので的外れかもしれませんが。
買っちまいました。これは面白い。まだ最初のあたりしか読んでないんだけど、多分私が習ったのもハイフィンガー奏法です。途中からあんまり上げなくてもいいよって言われるようになったけど、最初は必ず「指を高く上げて」と習った記憶がある。正確に打鍵できるようになったら指の重みで弾けと。
よく考えればあたりまえのことなんだけど、曲によって奏法を変えるとかその程度のことすら実践できてなかった。長年の疑問が氷解した感じ。
読んでると弾いたことのない曲の名前がぽんぽん出てくる。譜面を見比べる楽しみが増えた。楽譜の図書館が近所にほしいところだが、民音音楽資料館(信濃町)というのしか見つけられなかった。買わないと駄目だろうか。
次はこのへんも読んでみるかな。
言語化しにくいものをすることの出来る人を「文才がある」と我が国では言うのです。