2007-07-15 [長年日記]

[etc.] 痛々しい。

5年も書き溜めているせいか、昔の記述(自分の)を読むとなんだかとっても「イタい系」の記事が結構あって読み返してめげたりするのだが。

さすがにこれきしせんせいとこからこちらのサイト経由)は痛々しいというか読んでてキツい。

素人だし議論をするつもりはないんだけど、出産ってそもそもかなり危険なものだろうと思う。昔はそれで命を落とす人が今よりずっと多かったはず。最近でも確か250人に1人は母体に緊急治療が必要なケースになるという推計報告を日本産科婦人科学会周産期委員会が出していたはずで、単純に考えると1000人のうち4人は危険な状態になる可能性があるということになる。ひところ騒がれた某インフルエンザ治療薬服用による異常行動発生率どころの話ではない。

この数字を見る限り、医療が発達して出産時の死亡率が減ったから「お産は安全なもの」と思われるようになっただけで、危ないことに変わりはないような気がする。

自然分娩で安全に出産できるのならそれはそれでいいのではないかとも思うけれど。

(参考)転送拒否続き妊婦が死亡 分娩中に意識不明 コメント(私見)(ある産婦人科医のひとりごと」内)

産婦人科ではないですが病院に行けば助かるという幻想(「天国へのビザ」内)