久しぶりに「笑い飯」を見た。
はじめて見たのは何年か前のM−1グランプリだったのだけど、失礼ながら何が面白いのかさっぱり分からなかった。フットボールアワーとかますだおかだとかの方が遥かに面白いじゃないかと。しかし今日見てちょっと評価を変えた。
面白くなってるじゃないか。うん。
NHKのクローズアップ現代で「モーツァルトの魅力」みたいな番組をやっていたのだが。
ベートーベンの「運命」とモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」を聞かせたときの脳波をそれぞれ調べたら後者の方が脳が「喜び」の状態になっていた、という結果から「モーツァルトの方が癒しの効果がある」みたいな結論に持っていってどうする。「運命」は短調で「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」は長調なんだから後者の方が喜びの感情に近くなるのは当たり前だろう*1。
もうちょっとまともな調査をしてくれないだろうか。
ブラッド・ピット主演で映画化もされた『セブン・イヤーズ・イン・チベット』の著者で登山家。もっとも、映画と原作とはだいぶ違っていたようですが。
ご冥福をお祈りいたします。
セブン・イヤーズ・イン・チベット―チベットの7年 角川文庫ソフィア
映画についての淀川長治氏のコメントはこちら。
*1 もっと言えば同じ曲でも演奏者や指揮者によって解釈が異なってくるのだよ
せめてベートーベンは「歓喜の歌」だったら洒落がきいていてよかったのにね。それでもモーツァルトが勝ちそうな気もするけど。:)
おお、よい例を挙げていただいた。しかしその選曲だとベートーベンが勝っちゃいます、私の主観の場合(笑)脳がどう働くかは分からないけど。
あえて比較するならせめて運命は4movを聞かせてくれればよかったかも。なぜならどちらもC-durだから。
あ、それはいいかもしれないですね<どちらもC-dur マイナーだから番組内では使えなかったのかもしれないですが。