スズキシゲヲさんとこの棟上という単語を見てふと「キリスト教の教会でも建てる前には地鎮祭が要る」*1という話を昔聞いたのを思い出した。やらないと現場で工事をする人が嫌がるそうな。
真偽のほどはよく分からないのだが、あながち嘘とも思えない。
TVつけたら『ルパンに食われた男』(多分このリンク今日で無効になります)でトヨエツが著者のモーリス・ルブランの足跡を辿っていた。途中からしか観ていないんだけど、BGMが明らかにアルセーヌ・ルパンシリーズではなく『ルパン三世』シリーズのものなのがちょっと笑える。
モーリス・ルブランは自分が作り出した「アルセーヌ・ルパン」という架空の人物が猛烈な人気を博するに至って、ルパンに対して恐怖心すら抱いていたらしい。このエピソードは中島らもさん(だったと思う)の脚本の中に出てくる「山田のおじさん」のオチに向かっていく流れに近くて多少の恐怖を感じるのだが。日常生活でそんなことを感じながら生きていたら大変だと思うし。
ただ、純文学を愛していた(モーパッサンのファンだったそうだ)ために最初にルパン物を書き始めたときはそれほど乗り気でなかったルブランが、晩年になってようやく「あれは輝かしい事故だったのかもしれない」(うろ覚え)と言及したというあたりに救いがあるかなぁと思った。
番組のエンディングもいい感じ。
とりあえず、私のようなヘタレミステリ読者はルパンシリーズの最高傑作『奇巌城』を近々にに読まなければ。
ところで入手可能な『奇巌城』だけでこれだけあるのだけどどれを読んだらいいのやら。上から二番目の逢坂氏訳の本が読みやすいらしいが、多少改編もされている?ような印象もあるし。
本屋でチェックするしかないか。
*1 もちろん日本でのケースです
キリスト教もやるところは多いと思います(名称変えるかも)
仏式だったら参加したことあります>地鎮祭
そうか、仏寺でも事情は同じですものね。やっぱり「地鎮祭」って言うのでしょうか。
私の知人の教会では地鎮祭をやったそうです。で、神道の神に拝む代わりに聖書を埋めたそうです。
聖書って埋めたりしていいんですか。。。
なるほど。何となく納得しました。ありがとうございます>ほそのさん
何となく経文を埋めるのとそんなに変わらないような気がするんですが…<聖書を埋める>スズキさん
アルセーヌ・ルパンといえばポプラ社な私です。
もちろん江戸川乱歩といってもポプラ社です。
中学生の頃にほとんど読んだはず。。。
いや、別に聖書という本そのものは神が宿る場所でもなければ拝む対象でもないので、埋めて悪いものでもないかと…。
あと、何か事を起こす前に自分たちの神に祈るというのはキリスト教徒にとって自然な行動なので、地鎮祭というか礼拝を持つのはあたりまえなのですが (土地の神を拝むわけではない)、聖書を埋めるというのは、施行業者側への心情的な配慮かなとも思うのです。