歌舞伎の「お祭り」が放映されていたので何となく観てみる。坂東三津五郎(八十助さん)が踊っていたのだけど、正直言ってあんまり…だった。三津五郎も踊りの名手なのだが、何せ最初に観た「お祭り」が仁左衛門さんだったので。
尾上菊五郎も得意とする演目だそうだが、この人の鳶頭でも駄目かもしれない。それぐらい「仁左衛門の鳶頭」に惹かれるものがある。芸のうまい下手の問題ではない。
もっとも、これは私が仁左衛門を贔屓にしているからかもしれない。三津五郎や菊五郎がご贔屓という人にとってはまた別の評価が出てきそうな気はする。
かずはじめ氏は別の作品で有名になってしまったからもうこれの文庫化はないかなと思っていたのだけど、しっかり出ていた。文庫本が出たら買い換えるつもりだったのだが、この際だから置いておくかな。
ところでこの話、終わったのだろうか。