リン・ティルマン『ブックストア−ニューヨークで最も愛された書店−』読了。1997年に閉店した独立系書店「ブックス・アンド・カンパニー」の設立者ジャネット・ワトソンのお話。
本を売るだけでなくリーディング(朗読みたいなもの?)やライブまでやっていたそうで、あのポリスのアンディ・サマーズもライブをやったとか。お客さんも顔なじみが多かったというから一種のサロンみたいなものだったのかもしれない。
閉店が決まったときはウディ・アレンが訪ねてきて「何とかして存続する方法はないか」と話したというから、本当にこのあたりの人たちにとって大事なお店だったのだろう。確かにこういう本屋はあまり見かけない。
大型書店は大型書店のよさがある、とは思うのだけど、ちょっと羨ましかったり。